優しい人と聞いて思い浮かべる性格は?
こんにちは。
いきなりですが、優しい人というのは、どんな人を皆さん思い浮かべますか?
何でも言うことを聞いてくれる人?
それとも、普段は自分に無関心でも、イザというときに助けてくれる人?
あるいは、常に笑顔の人?
「優しい」という抽象的でつかめない性格は、何をもって優しいというのか難しいと思います。
今回は、そんな漠然とした「やさしさ」について、考えたいと思います。
やさしいという言葉を言い換えると
まず、辞書でやさしいという言葉を調べてみました。
「やさしい」とは
1 姿・ようすなどが優美である。上品で美しい。
2 他人に対して思いやりがあり、情がこまやかである。
3 性質がすなおでしとやかである。穏和で、好ましい感じである。
4 悪い影響を与えない。刺激が少ない。「地球にやさしい自動車」「肌にやさしい化粧水」
5 身がやせ細るような思いである。ひけめを感じる。恥ずかしい
6 控え目に振る舞い、つつましやかである
※「weblio辞書より引用」
私が思う「優しさ」とは
さて、皆さんが思い浮かべている「優しい」と同じ意味だったでしょうか?
「優しい」というイメージは私の中で、短く説明するなら、
「相手の立場になって物事を考えられる、気遣いのできる人」、
または
「親切な人」
「情け深い人」
だという印象です。
上の辞書でいうなら、2の「他人に対して思いやりがあり、情がこまやかな人」というのが、自分の中での優しいのイメージと似ている気がします。
短期間でその人が優しいかどうかは判断できない
人と接していると、色んな性格の人と出会います。
言葉遣いが悪い人、強引な人、几帳面な人、せっかちの人・・・などなど、色んな性格の人がいるからこそ、人というのは面白く興味深い存在なんだと思います。
でも、出来れば優しい人と関わっていたいと思いますよね。
冷たい人と積極的にかかわりたいと思う人は、あまりいないと思います。
しかし、見極めるのは大変難しいです。
なぜなら、人にはいろんなタイプがあり
「見た目が優しそうでも気遣いの言葉をかけてくれない人」
「ふだん乱暴な言葉遣いなのに、困ってるときには必ず助けてくれる人」
「分け隔てなく全員に優しい人」
「全員ではなく一部に対して優しい人」
「何かあったらいつでも言ってねといいながら、いざと言う時何も手を貸してくれない人」
など色々なタイプがいます。
それでも大抵の人は、優しい一面を持っています。
また大切な人がいた場合、その人には自然とやさしく接しようという気持ちになります。
また、時に、忙しさや馴れ合いでやさしさを怠ってしまうこともあります。
よく、職場ではとてもやさしくてみんなの頼りになる男性が、家庭はあまり顧みなかったため離婚した、という話は巷でもよく聞く話です。
これは、その人が特別二面性を持っているという事でなく、全員に優しくできる人という方が稀なのかもしれません。
人にはそもそも2面性があり、裏表のない人間はいないと言います。
なのでもしかしたら、どこかでやさしいのとそうでない自分を、場面や相手によって演じ分けている、ということになります。
人の性善説、性悪説は昔から議論されていますが、それは、このように生まれ育った環境、その時の状況、相手など様々な要因で絡み合い、一概にどちらも併せ持つ要素を人間は持っているからかもしれません。
ある程度長い期間付き合うことで見分けられる
私たちはやさしい人かどうか判断するということは、非常に困難であり、どの人にも優しい一面があるので、「自分に対してその人が優しいか」というのを、付き合っていくうえで見極める必要があります。
ここまで話すと、「人によって優しいのとそうでないのを変える人なんて、信用できない。そういう人は、いつか裏切って自分に優しくしなくなるかもしれない」と思うかもしれません。
確かに、仮面をかぶって相手と付き合い、結婚後DVが発覚という事例も世の中にたくさんありますから、一概に否定はしません。
しかし、先ほども言ったように、人には二面性があります。
それは相手の出方だったり、自分に余裕があるかどうかだったり、付き合いの長さなどにもよります。
それは、たいていの人間がそうであると理解していないといけません。
人間の本質的な部分を理解していないと、夢を見て王子様のような存在がいつか現れると期待していると、時間だけが過ぎていつしか現れないまま年を取ってしまうとも限りません。
人はどこかで妥協というものも必要です。
また、ありがとうを言うか言わないかで、相手がその後どういう行動をとるかというのも、まるで変わってきます。
ありがとうを言わなかった場合⇒もう二度と助けてあげない と今後冷たい対応になる
ありがとうを言った場合⇒いつでも助けてあげよう という気持ちになる。
こういった、相手の出方次第で変わることもあります。
そして、自分にとって優しい人を見極めるには、ある程度その人と長く付き合う必要があります。
相手任せにせず、自分からも相手への思いやりを持つ行動をとることが大切です。
そのうえで、色んな状況に遭遇した相手の反応を長期的に見て、本質的にどういう人かがわかってきます。
「類は友を呼ぶ」の意味とは
類は友を呼ぶという言葉があります。
私はこの言葉には、初めから友達が自分と似通っている人、ということと思っていません。
友達になると、その人の影響を受けやすくなる、ということだと思います。
要は、全くタイプの違う人同士が知り合い、係わりを持っていくうちに互いの性格や生活習慣、趣味などに影響され、徐々にいつしか同じような行動や思考を持つようになっていく
というものです。要するに、後から相手に影響されていくということです。
例えば、職場で同じチームを組んだ仲間がいるとして、一人をA、もう一人をBとします。
二人は最初は気が合わないと思っていても、仕事上関わらないといけません。
そして、その関わった相手Aが人の悪口や嫌味を言う人だった場合、Aの話し相手になっているうちに、Bの人は相手に合わせないとチームワークが乱れるという思考が働き、同じように誰かのことを悪く言い、気が合っていく。
そうするとAの人に、この人とは話が合うと思われ、Bはまた悪口を聞かされるようになる。Bも話を合わせるため相槌を打ち、仕事上の友好を保とうとする。
そしてもともと悪口が好きでなくても、その場限りで済むのならと、つい相手の行動や言葉に合わせた対応をすることで、Bもいつしか周りに悪口を平気で言う人、という風に思われるようになってしまいます。
また、人は、好意を寄せる人をマネる傾向があるという統計があります。
なので、カップルや夫婦の場合、どちらかが相手に好意を寄せ、その人の口癖やクセを知らず知らずのうちにマネたり、趣味に合わせることで、行動範囲や日常の過ごし方も似通ってきて、二人は似たもの同士という風に見えます。
このように、初めから全く別のタイプでも、知り合った状況で関わり合いを持つようになると、互いの距離が縮まることで相手に似てくるようになります。
このことから、ギャンブル好きや、日ごろから周りに迷惑をかける人、他から見て印象が悪い人に近づくことは気を付けた方がいいでしょう。
また、自分は感化されないと思っていても、相手といる時間が長ければ、それを知らず知らずのうちに自分も何かしら影響を受けることとなります。
そのことから、優しい人と仲良くなる機会を、意図的に作りに行くことが出来れば、うまくいけば相手の優しさに触れ、自分自身もやさしい人間になることが出来ます。
自分も相手に優しくすることで、優しく接してもらえる
では、自分に対して優しい人と知り合うには、具体的にどうしたらいいでしょう?
まずは大前提として、自分が相手に対して優しくすることが大切です。
優しくされると、返報性の法則が働き、相手もやさしく接してくれる可能性が高くなります。
日本人はもともと義理堅く、お返しをする習慣を持ち合わせています。
そのため、優しくされることで、相手へ同じように接してあげなくては、という気持ちが働き優しく接してもらえます。
いい加減な扱いを受けると誰でも関わりたくない、とその人に対して嫌なイメージがついてしまいます。
日ごろから優しいと、周りもこの人には優しくしてあげたいと思うようになります。
ただ、気を付けたいのは、あまり優しさが露見していると、いいように扱われる可能性もあるので、自分の意志はしっかりと持つようにしましょう。
5つのタイプ別 具体的な優しい人とは
関係性をある程度構築し、気兼ねのない付き合いが出来るようになった上で、優しい人を見極めるには、以下のような対応をしてくれれば、優しい人だと判断できます。
まとめ
1.自分が優しさを与えることで、相手もやさしくなる。
2.出会ってしばらくは判断がつきにくく、付き合って気兼ねない関係を築けてからの相手の態度が判断材料となる。
3.口先だけでなく、いざというとき行動してくれる、優しい言葉をかけてくれる
優しい人との出会いは、相手から大切にされている気持ちが起こり、自分に自信も持てます。
そして、他の人にも優しくしたいという気持ちも起きます。
人としても成長させてくれ、周りが幸せな気持ちになるので、人との出会いの上で自身が優しさを持ちつつ、相手がどんな人かを長い目で見極めて、自分を大切にしてくれる優しい人とのお付き合いを大切にしましょう。
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