人に話すほど嫌な出来事を思い出してしまう理由
こんにちは。
みなさんは、日常でこういったことはよくありませんか?
- 嫌な出来事が頭から離れない
- 時々思い出してフラッシュバックしてしまう
- 嫌なことが一度あるとたびたび重なる
こんなことがあると、気持ちが沈んでしまいます。
そして、このように嫌なことがあったり、誰かとうまくいかなくてイライラしたときなど、日常で嫌な思いをしたときは、つい誰かに愚痴を言ってしまいたくなりますよね。
なんとなく話せば気が晴れるような気がして、お酒やご飯の席で話すとスッキリするような気がすると思います。
ですが、実際は、あまり嫌な出来事を人に話したり、それを声に出すということで、かえってその事が頭にこびりついて記憶に残ってしまい、さらに嫌な気分になってしまうかもしれません。
その嫌な気分でいることにより悪循環でさらに嫌なことを引き起こすこともあります。
「腹が立つ気持ちをどうにか発散させたい」、「話さないでいると、いつまでもモヤモヤしてしまう」という気持ちもわかります。
ですが、人は繰り返し見たり聞いたり、自分で話すということで、その内容が脳に深く刻まれ、より記憶されてしまうので、嫌という感情がさらに強く頭にインプットされてしまうんです。
誰かに話してすっきりしたはずなのに、その後、なぜかいつまでもそのことが頭から離れられないってことありませんか?
それは話しているときのことを思い出したり、もっとああいえばよかった、などと、さらにその嫌な出来事のことを無意識に深堀してしまうからです。
また、それを面白おかしく人に話したとしても、相手の反応次第で、さらに自分を悩ますことになるかもしれないので、そうするとそのことで頭がいっぱいになってしまうこともあります。
楽天的な人は、嫌な出来事を誰かに話すことでスッキリすることも
人によっては、誰かに話して気分スッキリと忘れるタイプの人もいます。
そのような人は、もともとクヨクヨと悩まない楽観的な性格の人で、嫌な出来事をすぐ自身で消化できるタイプの人でしょう。
そういったタイプの人であれば、誰かに話すのも、重い話にならず笑って吹き飛ばせるくらいの余裕がある人なので、笑い話になったなくらいで、その後も嫌な出来事について考えることはしない人です。
ですが、傷つきやすい人や、誰かに依存しやすい人、メンタルが強くない人、悲観的になりがちな人などは、何か嫌な気持ちになった時に話すことで楽になろうと考えます。
そして、話した後、すっきりするどころか相手からのアドバイスによっては、話した相手が自分を非難してきたり、さらに追い打ちをかけるように落ち込むようなことを、悪気が無くても言ってきたら、もう立ち直れないほど辛くなってしまいます。
そうならないために、私がオススメしたい、嫌な出来事を忘れる方法をお伝えします。
嫌な出来事を忘れる具体的な6つの方法
嫌なことを忘れるためには下記の6つの方法を是非試してみてほしいです。
1.パズルやゲームなど、あえて他のことに没頭する
嫌な気分になってすぐ気持ちを切り替えるのは難しいかもしれません。
しかしここで、あえて他に何か別のことを無理やり考えることが効果的です。
そうすることで、そちらに気持ちが行き、嫌な出来事を考えることを一定時間忘れることが出来ます。
例えば、そういうときのためにゲームやクロスワードパズル、あるいはクイズの本などを用意して、別のことに神経を集中させ、頭を使うようにする。
このように、他のことを「考える」ことで、そちらに神経が行くので、その間嫌な出来事を忘れさせてくれます。
2.好きなアニメやドラマ、映画のDVDを観る
いつも自分がこれを観ると元気になる、精神的に落ち着く、というドラマや映画があれば、それを観るようにすると、怒りが和らいだり、気持ちが安定したりします。
もし今現在そういうものがなければ、今後のためにお気に入りのアニメやドラマなどを探しておくのもいいでしょう。
私の場合、笑いたい気分の時は、クレヨンしんちゃんや、山田孝之さん主演のドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズを観てます♪ 見るといつも笑えて楽しい気分になるのでオススメです(#^^#)
クレヨンしんちゃんの映画DVD ↓
このように、「これを観ていると落ち着く、楽しい」というお気に入りがあると、精神安定剤のような存在となってくれるのでお勧めです。
主な動画配信サービス
【主な動画配信サービス】
3.一時的に忘れるためのお酒は飲まない・ギャンブルをやらない
お酒を飲むと、笑い上戸になる人はまだいいかもしれません。
ですが、感傷的になりやすい人は、わざわざ自分をみじめにしているようなものなので、嫌なことがあった時こそお酒を飲むのは控えた方がいいです。
お酒が入ることで、一時忘れても、酔いが冷めればまた記憶は戻ります。
そして、忘れるほど飲むということは、二日酔いや体の調子が悪くなるなど、結果的に体調面での辛さまで自ら引き起こしてしまいます。
また、ギャンブルに走るのも、自暴自棄につながる行為なので止めましょう。
嫌なことを一時的に忘れるのには効果あるかもしれませんが、こちらも金銭面での損失という、ダブルパンチが待っています。
このように、嫌なことがあったときほど、「一時の逃げ」に走ることはせず、気持ちを冷静にして行動することが大切です。
4.ノートやメモに嫌な出来事を書かない
ノートに嫌な出来事を書くことで、頭の中が整理できるため効果的、と思うかもしれませんが、そのノートを後で不意に見返したときは嫌な気分になります。
嫌なことを書き連ねたところで、「書く」という行為が、これも記憶に残す行動につながるので、「自分の気持ちの分析や反省点を書く」という成長となる書き方であればいいですが、ただ、嫌な出来事を書くというのは効果的ではありません。
5.好きなことをしたり、美味しいものを食べて「セロトニン」を出す
これは、嫌な気持ちの時に、自分が好きなもの、おいしいものを食べたり、趣味などの好きなことをする事で、幸せホルモンの「セロトニン」が脳内に分泌され、気持ちをリラックスさせてくれるので、毎日のように食べるのは良くありませんが、嫌な思いをしてしまった脳に、幸せな思いも与えられるのでオススメです。
6.ゆっくり深呼吸をする
嫌な気分になると呼吸は速く、短くなります。
そうすると心身に影響し、気持ちが乱れ、精神状態も悪くなり、最悪ウツ病などを発症してしまう可能性も出てきます。
指先を動かしたり、もんだりすることも自律神経を安定させますが、ゆっくりと時間をかけて、深い呼吸を繰り返すことでも、精神バランスを安定させます。
深呼吸はいつでもどこでもできるので、手っ取り早く気持ちを落ち着かせたい、嫌な気分を忘れたいというときにオススメです。
具体的には、まず、深く息を8秒間くらいかけて、おなかを膨らませるようなイメージで吸います。
そのあと、さらに8秒くらいかけて、今度はおなかを徐々に凹ませていきゆっくりと息を吐き出していきます。
これを10回くらい繰り返します。
乱れた呼吸が戻り、体に酸素を行き渡らせることで、自律神経の乱れを防ぎます。
それにより怒りや、イライラな感情も落ち着いてきます。
まとめ
嫌なことは誰でも早く忘れたいですよね。
嫌な出来事を忘れる方法としてまとめると、
1.忘れるためには、それを思い出さない、話さないなど、思い出すことにつながる行動を避けることが大切です。
2.一時の逃げになるお酒やギャンブルは、すぐに身を亡ぼすことにつながる行為です。なので、それらで発散しようとするのは避けましょう。
3.別のことに気持ちを集中させることで、嫌な出来事を考えない状況を作ることが出来ます。
4.ゆっくりと深い呼吸を繰り返すことで、気持ちを落ち着かせ、自律神経の乱れを防ぐことが出来ます。
話すことでより嫌な記憶がよみがえることがないよう、出来るだけ没頭できるものや、楽しく過ごせるものを見つけて毎日を過ごしていきましょう♪
コメント