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マルタ・アルゲリッチ&海老彰子 デュオリサイタル感想レビュー

ピアノ コンサート&リサイタル

マルタ・アルゲリッチ&海老彰子 デュオリサイタル感想レビュー

みなさんこんにちは!

11月17日、マルタ・アルゲリッチ&海老彰子デュオリサイタルに行ってきました!

場所は横浜みなとみらいホール。

横浜クリスマスツリー

みなとみらいホールの目の前にあるクリスマスツリー、立派で綺麗でした。

 

そして夜景も^^

 

それでは簡単ではありますが、デュオリサイタルの感想レビューを書きたいと思います。

今回の開催は、「横浜市招待国際ピアノ演奏会」の第40回目という節目と、みなとみらいホールがリニューアルされた記念ということで、兼ねてから親交のある お2人のデュオリサイタルが実現したそうです。

お二人の印象

横浜みなとみらいホール

舞台袖から登場したアルゲリッチ、少しだけ片足を庇うように歩きながらもその足取りはしっかりとしていて貫禄がすごい。
81歳とは思えないボリュームのある白髪、背筋もピンとしていて、その姿はまるで立髪をなびかせるライオンのごとく王者の威厳を放っていました。

アルゲリッチはまず舞台袖から見て奥の第2ピアノへと向かいました。
黒いピアノがより彼女の白髪を際立たせ、それはもうまさに彼女のトレードマーク。
白い肌には口元に真っ赤な口紅。
若い時からの美しい顔立ち健在!って感じでした^^

そして、その後ろに続き一緒に登場した海老彰子さん。
私は今まで海老さんを存じ上げなかったのですが、性格いいんだろうな〜と伝わってくるくらい、にこやかでお顔立ちから福々しさが伝わってくる印象。優しそうな海老さん、まさにえびす顔って感じですね。

衣装

2人とも黒をベースにした衣装を着ていて、アルゲリッチは足元まである動きやすそうな黒のロングワンピースで、全体に大きめのアルファベットの文字がデザインされてました。上は黒のカットソー、そして首元には大きめのネックレス。
海老さんは、ヒラヒラ、キラキラした素敵な黒のドレスに身を包んでいました。

いよいよお二人のリサイタルが開始。

リサイタル曲目

今回開催されたリサイタルの曲目は以下の通りです。

  1. モーツァルト
    2台のピアノのためのソナタ ニ長調
  2. ラフマニノフ
    組曲第2番 作品17
  3. ルトスワフスキ
    パガニーニの主題による変奏曲
  4. ラヴェル
    マ・メール・ロワ
  5. ラヴェル
    ラ・ヴァルス

 

アンコール

  1. バッハ
    カンタータ「神の時こそいと良き時」より 第1曲「sonatina」
  2. モーツァルト
    「4手のためのピアノソナタ ニ長調」より「第3楽章」

アルゲリッチ&海老彰子デュオ曲目紹介

アンコール曲は、他の方の感想を見て知りました。
私は初めて聞いた曲で知りませんでした(⌒-⌒; )
無知を痛感💦

アンコール曲は2曲とも海老さんがプリモ、アルゲリッチがセコンドで連弾されてました。

全体で約2時間10分のリサイタルでした。

演奏を観た感想

大雑把ですがここからはリサイタルの感想を。素人感想なのでご了承のほどを。

最初に舞台から登場すると海老さんが第1ピアノ、アルゲリッチが第2ピアノに座り、「モーツァルトの2台のピアノのためのソナタ」を弾き始めました。

もうそれだけで、あのyoutubeで何度も見たアルゲリッチの演奏だ〜✨✨ってテンション上がりました^^

youtubeで上がっているこの曲の演奏動画にアルゲリッチとバレンボイムのがありますが、海老さんとアルゲリッチの演奏も素晴らしかった。

海老さんの演奏もとても軽やかなタッチで音がキラキラしていた。(語彙力なくてすいません(⌒-⌒; )

今回取れたチケットの座席は、第1ピアノ側(左側)で幸運にも座席前方。会場はもちろん満席。

2人の演奏が目の前で見れているのに、なんか夢の中にいるような感覚で、現実で今見ている、聴けてるっていう実感が湧かない💦

それでも現実に見ているのだから、目を見開いて耳を研ぎ澄まして貴重な演奏を焼き付けようとしてました^^;

若い頃のアルゲリッチの演奏に詳しくないですが、現役バリバリな感じで、その出立ちからは、年齢など関係ない力強さと軽やかな音色が交差する見事な演奏、まるでピアノと一体化してるかのようでした。

失礼ながら、年齢からしてこういったリサイタルをいつまで聴くこと出来るんだろう、、なんて勝手な心配などよそに、この方は90になっても素晴らしい演奏を魅せてくれるんじゃないかと思わせてくれる見事な演奏でした。

そして、アルゲリッチの右手の動き見てたら気になる奏法をしている時が。

手を左右に小刻みに震わせる動作をして演奏してる時がありました。

今まで、多くはないけど何度かリサイタルやコンサート観に行く機会があり、またyoutube動画でのいろんな人の演奏を見てきて、初めて観た手の動き。

第1ピアノ側で2回ほどそういう動作してたので、どんな音色が出ていたのかまでわからなかったのですが、家に帰ってちょっと真似して自分のピアノで音出してみました。

なんか音がぐわんぐわんなる感じ?がしました。←表現力ヘタ💦
うちのピアノは古いアップライトだし、ホールでの響きとはまた違うかもしれないけど。

彼女独自の音色の出し方、よくある奏法?なのか気になります^^

そして。

第1ピアノと第2ピアノそれぞれ、曲が変わるたびにお二人が入れ替わって弾くので、椅子も配置換えのためスタッフが登場。
ラヴェルの曲「マ・メール・ロワ」は連弾になるので、椅子2つを第1ピアノに並べるのですが、そのやりとりの中で和やかな出来事が。
スタッフがこれまでの曲と同じように、2台で弾くと勘違いし2つの椅子を入れ替えようとするのを、舞台上で指差して「違う」と指示するアルゲリッチ。
観客に向けてのトークはされなくても、そのやりとりに会場は微笑ましい笑い声が沸き起こってました。

そして、その「マ・メール・ロワ」ではアルゲリッチがプリモ、海老さんがセコンドで連弾され、譜面もアルゲリッチが演奏しながらめくっていました。

ラ・ヴァルスでは海老さんの美しいグリッサンドが。ずっと聴いていたくなる、煌びやかで心地よくて聞き惚れちゃいました^^

舞台でのお二人の様子

登場の時も退場の時も、毎回アルゲリッチさんと海老さんが色んな席に笑顔を向けてくれました。
また退場する時は必ずアルゲリッチさんから海老さんの手を取り、2人毎回手を繋いで仲良くニコニコと客席を見回し挨拶。
アルゲリッチさんは欧米人らしく?拍手してる観客に眉毛を上げて微笑んだりという、ちょっとおどけた表情も見せたりしてなんともお茶目で可愛らしい方という印象でした^^

2人仲良く手を繋いで退場する時は、舞台袖に行くまでの間、アルゲリッチがずっと海老さんに何やら話しかけてました。
海老さんは聞いてる側。
というか海老さんも何か話してたかもしれないけど、客席からはアルゲリッチの表情しか見えないから、アルゲリッチがずっと海老さんに話してるように見えました^^
まるで、買い物帰りの途中で友達に会って歩きながら話してるかのよう。
その合間に客席に向けて笑顔を振りまくアルゲリッチ。
圧巻の演奏を観た後に、ご近所でよく見かける光景を目の当たりにするという、感動と和やかさとの落差がすごかった(笑)

海老さんとの共演がとても嬉しそうに見えたな。

リサイタル終演には、鳴り止まない拍手で3回ほど登場し、最後にはなんと調律師さんを真ん中に3人で手を繋いで舞台を一周し挨拶されてました。

これにも観客から大きな拍手と笑顔が^^

まとめ

力強く煌びやかな演奏、息の合ったデュオリサイタル。
とても贅沢な時間を堪能できました♪

私は行く前、アルゲリッチのリサイタルということで、正装していかないと失礼なのでは!?
なんて考えすぎて(^_^;)、着ていく服に迷ったりしてたのですが、全然そんな気を揉む必要はなかった(笑)

超一流なのに堅苦しくない。

お2人の見事な演奏と観客への感謝の思いが伝わってくる、感動的で素晴らしいリサイタルでした。

アンコール後は、観客のほとんどがスタンディングオベーションでこれまた拍手が鳴り止まず。

アルゲリッチさん、海老さんいつまでもお元気で。
またお2人の素敵な演奏聴きに行きたいなと思いました♪

というわけで、アルゲリッチ&海老彰子デュオ・リサイタルの感想レビューでした。

 

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