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野上真梨子さんのサロンコンサートレビュー

スタインウェイ1 コンサート&リサイタル
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野上真梨子さんのサロンコンサートレビュー

みなさんこんにちは!

秋晴れの爽やかな日が続いています。最近は雨が多かったのでここのところの晴天で気持ちもリフレッシュ出来ています。みなさんはどうですか?

さて、9月に入りまだ暑さが残る中、一足早く芸術の秋を先日満喫してきました。

感染対策を行い、25人という小規模の観客を迎えての野上真梨子さんサロンコンサート。

サロンコンサートは、大きめのホールでのコンサートよりもこじんまりとしている分親しみやすく、プロのアーテイストの演奏を間近で見ることができるたいへん贅沢なひとときです。

野上真梨子さんのコンサートの情報を知ってから早めに予約し、暑さだるさで過ごしてきた夏が終わる頃に、素敵な時間は不意にやってきました。

電車でコトコト揺られ、人混みはありましたがきちんとマスク対策し、会話は最小限に抑えて。

始まるのは夕方。少し余裕を持って早めに到着しました。

2021年ショパン国際ピアノコンクール予選出場 野上真梨子さんを応援!
みなさんこんにちは! 2021年7月、ポーランド・ワルシャワ現地時間12日より予備予選が開催されます。 私が応援するのはピアニスト野上真梨子さん。 4歳からピアノをはじめ、2002年青少年ショパン国際ピアノコンクールで日本人で初めて1位を取っています。

ピアノショールームで憧れのグランドピアノを試弾

サロンの会場は千葉県市原市にあるショッピングモール内にある島村楽器のサロン会場。

私はサロンの隣にあるアコースティックピアノが展示されているショールームを見物することにしました。

そこには憧れのグランドピアノがたくさんあり、お馴染みのYAMAHA、KAWAI、Boston、そして、一線を画して一際特別な存在感を放つスタインウェイピアノが奥の方に数台並んでありました。

スタインウェイ1

今は、購入してから50年ほど経っているアップライトピアノが自宅の防音室にあり、いつかはグランドピアノが欲しいと、防音室を作った時にYAMAHAC3がギリギリ入ると施工会社の方に太鼓判を押され、それを手に入れるのをずっと夢見て憧れ続けているグランドピアノ。

ふらっとなんの気無しに入り、ピアノの展示会なども足を運んだことがほぼない私は、所狭しとグランドピアノが置かれている空間に足を踏み入れた瞬間何かが取り憑いたかのようにグランドピアノに魅せられてしまいました。

入った時にはまだ私以外誰もいませんでした。

なので、こんな大きなものたちが隙間なく埋め尽くされている空間で、1つも音を立てるものはなく。

突然呑気な私の声が空間にこだましたのだろう、すぐに楽器店の方が気づき外から声をかけてくださり、ぜひ触って弾いてみてくださいと。

入り口にあったアルコールでしっかり消毒し、ありがたく触らせてもらうことにしました。

憧れているのにグランドピアノに精通してなく、音色の違いも区別できないほどのピアノ初心者の私。

それでもいくつかグランドピアノを弾かせてもらうと、それぞれの音の違いやタッチの差が、素人ながらにもわかりました。

サロンコンサートのことしか頭になかった私は、隣にショールームがあると言う情報を事前に目にしていたにもかかわらず、その時自分の部屋に入るグランドピアノの大きさを確認せず家を出てしまったことを後悔しました。(防音室を作ってから数年経っており、グランドピアノなど先の遠い話と思っていたためすっかり部屋に入るサイズを忘れていた)

もちろん勢いで買える買い物でないことは百も承知ですが、せめてグランドピアノ買った時のイメージを具体的にできるくらい、せっかくショールームに行くのであればしっかりと確認して出かけてくるべきだったと。

いくつか触らせてもらうと、中でも小さいC1のYAMAHAがなんとなく気に入りました。

C1なら迷うことなく部屋に入るだろうと下調べしてない私の安易な考えもあったが、そのピアノの黒鍵の材質が象牙っぽくて気に入ったから。

弾かせてもらうと音も良い感じに聞こえました。

我が家にあるツヤツヤと真っ白な鍵盤と違い、ザラザラと象牙っぽい薄い線が細かく入り、少しくすみがかったクリーム色を思わせるその鍵盤は、今レッスンで弾かせていただいている先生の自宅のグランドピアノの鍵盤と似ていました。

先生のグランドピアノを初めて見た時に、象牙調の鍵盤を見てとても憧れを抱いた私。(すぐ憧れてしまうタチ(⌒-⌒; ))

もし自分もいつかグランドピアノを買うのであれば、象牙調のものがいい!と好みだけはしっかりと頭に入っていたので、そのYAMAHA C1をしばらく弾かせていただくことに。

と言ってもこれもほぼ曲を暗譜してない私は、案の定弾いてもすぐ次の音を忘れてしまって弾けない、という情けない結果に。

気がつけばいつしかショールームには人が賑わい、大人子供が入り混じってそれぞれ気に入ったピアノを自由に弾いて楽しんでいる光景が目の前にありました。

そして、子供がむじゃきに弾く演奏の上手いこと。

子供とグランドピアノ

それに引き換え私は楽譜の2段目以降の記憶が曖昧でしっかり弾けず、途中誤魔化して間違いだらけになった曲を披露という体たらく。

でも、周りは知らない人だらけ。ここは気にせず、とりあえず憧れのグランドピアノを触ってる、弾けていることを楽しもうと考えを改めることに。

結果的に買えるはずもないので、その場で弾く事を十分に楽しみ、また店員さん(店長さんも声をかけてくださった)にいろいろとピアノのことを教えていただき貴重なピアノのエピソードを聞くことができました。

そして、奥にあるスタインウェイピアノも弾いていいと言ってくださり、生まれて初めてスタインウェイを触らせてもらいました。

記念に写真も撮らせていただきました^^;

値段を見ると9桁の数字が。。。一千万円台!

すごい、さすがスタインウェイ。

先生もいつかは欲しいとおっしゃってたのを思い出し、いくつかあるうちの2台を弾かせてもらいました。(ここでも間違いだらけの曲を堂々と演奏)

スタインウェイと私

そのうちの1つは自動演奏機能付きというもの。

それも店員さんが流してくださり、野上さんの生コンサート前に、スタインウェイの自動演奏で私の憧れの曲、ラヴェルの「水の戯れ」が優雅に流れ始めました。

誰も触っていないスタインウェイのピアノの鍵盤が滑らかに動いている様はなんとも不思議で魅入ってしまいました。

もちろん自動演奏だけでなく、実際に演奏もできるので、これも弾かせてもらいました^^

自動演奏スタインウェイ

この椅子が、座ると少し前のめりになるよう手前に向かって傾いており、めちゃくちゃ高級そうな椅子で座り心地がとっても良かったです(^。^)

いよいよ野上真梨子さんのサロンコンサート

サロンコンサート前の贅沢な時間を過ごしたあと、いよいよ野上さんのコンサートの時間がやってきました。

思った以上にサロンはこじんまりとしていて、でもとても清潔感があり、私は早めに会場に入ったので前から2列目で、バッチリ野上さんの演奏する手が見える位置に座ることができました。

奥から控えめに現れ、小柄で可愛らしい姿、素敵な紺のドレスを着て登場した野上さん。

とっても綺麗で可愛らしかった♪

曲の合間には、演奏する曲のエピソードを紹介してくださり、話してる姿もとってもチャーミングでした⭐︎

個人的にスケルツォ第3番が聴けて感慨深いものがありました。

野上さんがそれを弾いている前回のショパンコンクールで披露しているyoutube動画を観ていたので^^

音の粒ひとつひとつが、こぼれ落ちて煌めく雫のよう。そしてあの細い腕からあんな迫力ある演奏ができるなんてすごいなぁ、と感動と圧巻が渦巻きました^ ^

その他のショパン曲、そしてモーツァルトの曲を披露してくださいました♪

弾いている野上さんもピアノの音色もキラキラしていて、滑らかでグッと気持ちをつかまされる見事な演奏でした⭐︎

素敵な演奏にうっとりとしているうちに、アンコールも合わせてあっという間にサロンコンサートは終了。

もっともっと聴いていたかったけど、間近でこんな素敵な演奏を聴けたことだけでも幸せです⭐︎

コンサート後には贅沢にも記念写真を撮らせていただくことも出来、大変貴重で思い出になる時間を過ごせました。

野上さんとの記念撮影

今回主催した島村楽器の方々にも、県外から来た私たちにとても親切にしていただきました!

そして今後もこうしたサロンを定期的に行うことや、プロの演奏者が直接レッスンしてくれる時間も設けていることなど、興味深い話をたくさんしていただき本当に感謝しています。

記念に買ったリップ型でピアノの鍵盤がデザインされた消しゴムを購入♪

ピアノ消しゴム

先が細いので、細かい文字が消しやすい。楽譜への書き込みミス多いので愛用してます^^

まとめ

 

一足早く芸術の秋を堪能できた野上真梨子さんのコンサート。

機会があればぜひまた生の演奏を聴きにいきたいと思います!

それにしてもピアノの音色ってなんでこんなにも魅了されるんでしょうか?

きっと一生ピアノの音色に飽きることはないでしょう。

そして、いろんな音色を聴き分ける耳に育つよう、いろんな演奏を聴く機会を自分にも与えて、日々の練習の中でも自分の出す音色に意識して練習に励みたいと思います♪

今回の野上さんの演奏を聴けたことで、毎日のピアノの練習をもっと頑張ろうという気持ちになりました⭐︎

ピアノを習っていなかったら、こういった練習ができて、成長を時折感じられる喜びを得ることはなかったでしょう。

改めて、ピアノとの出会いに感謝です⭐︎

私は今も時々、先日のショパンコンクールの予選をアーカイブで拝聴しています。

そして来月10月にはショパンコンクールの本選がいよいよ始まりますね!

いよいよこれから芸術の秋の本番。楽しみが増えて嬉しい限りです♪

音楽だけでなく、この秋いろんな芸術に触れて、感受性を豊かに、そして穏やかに、時に刺激的に過ごしていけたらなと思います⭐︎



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