みなさんこんにちは!
昨年開催予定だった5年に1回の「ショパン国際ピアノコンクール」本選が今年10月2日~23日にかけて開催されます。
- ショパン国際ピアノコンクールとは
- 昨年延期されたショパン国際ピアノコンクール予備予選が今月7月12日~23日に開催
- マンガ原作「ピアノの森」はショパンコンクールが題材
- ツイッターで偶然目にしたツイートでショパンコンクールがあることを知る
- ショパンコンクール出場 ピアニストの野上真梨子さんプロフィール
- 野上真梨子さんは映画「ピアノの森」の誉子の演奏を担当
- ピアニスト 野上真梨子さんを知ったきっかけ
- 月間ショパンの雑誌に 野上真梨子さんインタビュー記事が掲載
- ピアニスト 野上真梨子さんの演奏
- ピアニスト 野上真梨子さんがショパンコンクール予選に出場される日は?
- ショパンコンクールに出場するピアニストの方達
- 私がおすすめする ピアニスト 野上真梨子さんの演奏動画をご紹介!
- まとめ
ショパン国際ピアノコンクールとは
ショパン国際ピアノ・コンクールは、ポーランドで現存する国際音楽コンクールの一つ。国際音楽コンクール世界連盟メンバー。
日本語表記による正式名称はフレデリック・ショパン国際ピアノ・コンクール。
ワルシャワ音楽院のイェジ・ジュラヴレフ教授は、第一次世界大戦で荒廃した人々の心を癒し、当時フランス音楽と考えられていたショパンの音楽をポーランドに取り戻して愛国心を鼓舞しようと考え、コンクールの創設を思い立った。
1927年に第1回大会を開催。第二次世界大戦中に中断があったが、その後5年おきにショパンの命日である10月17日の前後3週間に開催されている。旧東欧(現在の中東欧)で開催される国際コンクールが、21世紀を迎えても続いている稀な例である。(Wikipediaより引用)
日本では通称ショパコンと呼ばれたりしています(^^♪
昨年延期されたショパン国際ピアノコンクール予備予選が今月7月12日~23日に開催
2021年7月、ポーランド・ワルシャワ現地時間12日より予備予選が開催されます。
本来は昨年開催予定だったのですが、コロナウィルス感染拡大の影響で予備予選が今年4月に延期、それがさらに延期され、今月7月に開催予定となります。
予備予選には総勢164名ものピアニストが出場されるとのこと。
ピアノが趣味の私ですが、正直今までコンクールとか観ようという気がナゼか全くなくほぼ無知状態。
ショパンコンクール、チャイコフスキー国際コンクールという、ピアノが趣味でない人でも聞いたことあるコンクールは、名前だけなら知っているけど、開催時期とか、何年に1回あるとか詳しい情報も知らず。
またニュースで日本人のピアニストが上がると、とりあえずそこで知る、、くらい(;^_^A
ようやく、一昨年あたりからyoutubeでピティナコンペティションのライブ配信を知り、観たくらいです。
自分がピアノがうまくなるために練習することしか今まで頭になかったため、コンクールや有名なピアニストも数えるほどしか元々知識がなかった私。
まだまだピアノが趣味と言える域になど達してないって感じですね(;^_^A
なのでこの7月初めまで、ショパンコンクールが今年開催されることさえ知りませんでした。
しかし、偶然にも、また幸運にも、開催前に今回コンクールがあることを知ることが出来ました。
マンガ原作「ピアノの森」はショパンコンクールが題材
ショパンコンクールと言うと、ピアノを題材にしたマンガで有名な「ピアノの森」がショパンコンクールをテーマにした話ですね。
アニメ化もされ、私も存在は知っていたものの観てなかったのですが、ある時ピアノの先生から勧められアニメを見て、そこでショパンコンクールという言葉を自分の中で頻繁に聞くようになり、以前よりなじみが出てきたような気がします。
「ピアノの森」のあらすじ
「ピアノの森」は、森の中にある1台のピアノとともに育った天才ピアニスト「一ノ瀬海」と、その友人でありライバルの雨宮の葛藤を描きながら、互いにショパンコンクールに向かって成長していく物語。
ショパンコンクールという名前だけしか知らない人も、このピアノの森を観ることで、なんとなくどういったものか感じ取れると思いますので、興味のある方はぜひご覧になってみてください(#^^#)
ツイッターで偶然目にしたツイートでショパンコンクールがあることを知る
話は戻りますが、私が今月ショパンコンクールの予選があることを知ったのは、ツイッターに流れてきた文章を目にしたからです。
それは有名なyoutuberピアニストの「かてぃん」さんこと、角野隼斗さんが今回ショパンコンクールに参加されるとのことで喜んでいるという、とあるファンのツイートでした。
そのツイートを見て、「あ、ショパンコンクールが近々あるのか」と知りました。
そこで、「いつあるんだろう」と興味が出て調べてみたら、コンクール本選は10月、そして今月(7月12日から23日まで)、予選が開催されるとのこと。
ショパンコンクールのHPがあることも知り、そこで確認してみると日本人ピアニストがたくさん出られているのを知りました。
その中で、先ほど名前を挙げた角野隼斗さんや反田恭平さん、前回のショパンコンクール ファイナリストの小林愛実さんなど、すでに日本で有名になっているピアニストの方達が出られることも知りました。
詳しくはこちらで、7月12日からの予選出場者を確認することが出来ます↓
ショパン国際ピアノコンクール2021予選出場者の開催日時カレンダー
出場される方達を見ていくと、私が数日前から、演奏を見て衝撃を受けて毎日聴いている方のピアニストの名前が、そこにありました。
そのピアニストというのは、野上真梨子さん。
この偶然にわたしは驚きと共にとっても嬉しい気持ちになりました。
たまたま数日前に見つけた動画で感動を受けたピアニストの方が、ショパンコンクールに出られるんだと。
ショパンコンクール出場 ピアニストの野上真梨子さんプロフィール
野上真梨子さんは、桐朋学園大学音楽学部を首席で卒業、現在はドイツでピアニストとして活躍されており、日本とドイツを行き来されてるとのことです。
4歳からピアノを始め、2002年青少年ショパン国際ピアノコンクールで日本人で初めて1位を取っています。
もうその頃から神童だったのでしょうね。
前回の2015年のショパンコンクールも出場されており、今回で3回目の出場となります。
野上真梨子さんはこれまでも、国内の数々のコンクールなど出場し素晴らしい実績を残しています。
そして、ショパンコンクールは年齢制限があるため、今回が野上さんにとって最後の出場となるそうです。
なのでしっかりと目に焼き付けながら、野上さんの演奏を聴きたいですね♪
野上真梨子さんは映画「ピアノの森」の誉子の演奏を担当
さらに、野上真梨子さんは、先ほど紹介した「ピアノの森」の映画で、主人公「一ノ瀬海」と小学生のころ同じコンクールに出場した、便所姫こと丸山誉子(まるやま たかこ)の演奏を担当されています。
便所姫の演奏が野上真梨子さんだったのも驚きです。
誉子が演奏した曲は「バッハ イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971 第3楽章」
その映画と同じ音源ではないですが、ご自身のyoutubeチャンネルで、より成熟した演奏をアップされています。
野上真梨子さんの「バッハ イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971」の演奏
映画は以前観ていたので、今回野上さんの演奏だったことを踏まえた上で、もう一度映画を観て誉子の演奏を聴きたいと思いました♪
ピアニスト 野上真梨子さんを知ったきっかけ
初めて彼女の演奏を聴いた瞬間、感動が全身を走りました。
彼女の演奏を聴いたきっかけは、近々私のピアノの先生のコンサートがあり、そこで先生が演奏される曲を聴いてみようと、youtubeで調べたのがきっかけです。
曲はベートーヴェンソナタ 第28番
野上真梨子さんの ベートーヴェン ピアノソナタ 第28番 演奏動画 を観る
先生は、「ベートーヴェンの曲ですが、マイナーなのでおそらく知らないと思う」とおっしゃり、私はもちろん知らなかったので(笑)、どういう曲か事前に知りたくて調べたのでした。
そこで調べると野上さんの演奏動画を見つけ、聴いた瞬間に衝撃が走ったのです。
私は、詳しいことはここでは省きますが、クラシックピアノ歴が8年ほどと、長い割には上達の進みが遅く、いまだにソナチネのテキストです。
そして、ピアノ演奏はこのコロナ禍で動画を通して聴くことがほとんど。
いろんな方の演奏を直接生で聴いたのは、まだ数えるほどしかありません。
直接色んな人の演奏を聴きに行くという勉強も、本来ピアノの上達に必要とわかっているのですが、なかなかそちらの方向に足が向かず(;^_^A、またコロナ禍の状況でもあるため、動画で最近は演奏を聴いて勉強しているつもりでいます。
なので、演奏の音色や音楽的な何かをきちんとつかみ取れる、いわば鍛えられた耳を充分自分が持っているとは言えないかもしれません。
ですが、この野上真梨子さんのピアノは、ほかの方の演奏を聞いた時に感じなかった深い感動、やさしく、時に力強い音色に胸を打たれ、魂のこもった音の粒のキラキラさ、また流れている音楽の合間の揺らぎ、‟間”が深い感動を呼び起こし、聴くたびに涙があふれてきました。
こんな状態は今まで他の方の演奏で感じたことはありません。
月間ショパンの雑誌に 野上真梨子さんインタビュー記事が掲載
月間ショパンの2021年7月号に、野上真梨子さんの「ショパンコンクールへの道」と題した、今回のショパンコンクールの意気込みや、前回挑んだ際のエピソード、また昨年から延期となった今回のコンクールへの思いなどが込められた、インタビュー記事が掲載されています。
ぜひ手に取ってみてください。ちなみに、もちろん私は購入しました(*^^*)
ピアニスト 野上真梨子さんの演奏
野上さんのyoutubeでの演奏動画は野上さんyoutubeチャンネルから観ることが出来ます。
↓
一つ一つの演奏、そのどれもが素晴らしいです。
ピアノのテクニックや音色だけでなく、世界的に有名なグランドピアノの鮮やかな音色、窓辺に映る木々の緑が揺れる中、美しい旋律を弾いてる姿など、視覚的にも楽しめます。
さらに、野上さんの音楽を奏でているときの表情が曲の情景に寄り添っていて、観ている側も感情を揺さぶられ、音楽の余韻に浸ることができ、とっても心地いいです (^^)
音だけでなく、視覚というのも大切だなと改めて感じさせられます。
もちろん目を閉じて、音楽だけ聴いていても素晴らしいの一言に尽きます(*^-^*)
ピアニスト 野上真梨子さんがショパンコンクール予選に出場される日は?
野上真梨子さんのコンクール予選の日程は、日本時間で7月18日 午後8時30分です。
家事を早めに終わらせて、万全の態勢で観るのに備えたいと思います(*^^*)
ショパンコンクールに出場するピアニストの方達
野上さん以外にも反田恭平さんや小林 愛実さん、かてぃんこと角野隼人さん、そして2020年のピティナコンペティションで特級入選されたのが記憶に新しい山縣美季さんなど、これから期待されるピアニストの方達の演奏も、それぞれ日程が違うので要チェックしながら注目していきたいと思います。
この予選は、ショパンコンクール公式youtubeチャンネルで配信されるので、皆さんもお見逃し無いように♫
ショパンコンクールの配信動画 ↓
私がおすすめする ピアニスト 野上真梨子さんの演奏動画をご紹介!
どの演奏もほんとに素晴らしいのですが、独断と偏見で私が特に好きな演奏動画は以下です。(曲が好きと言う部分も大きいかもしれません^-^)
- スケルツォ 嬰ハ短調 Op39(こちらは前回の第17回ショパン国際ピアノコンクールに出場されたときの野上真梨子さん演奏動画です)
- シューマン=リスト 献呈
- ブラームス 6つの小品 Op118-2
- ベートーヴェン ピアノソナタ 月光
- ラヴェル ハイドンの名によるメヌエット
- シューベルト 即興曲Op90-3
上記以外の動画もどれも素晴らしいので、色々聴いて野上さんの奏でる音楽を堪能して欲しいと思います!
野上さんの演奏を視聴していると、ご本人に苦手なパッセージなんてないのでは、と思うほど、どんな演奏も正確に、感情豊かに弾きこなしています。
華奢な体と、細長い腕に大きな手もピアニストとして恵まれており、才能の豊かさを物語っています♪
まとめ
ピアニストの野上真梨子さんや、その他有名なピアニストたちが、世界最高峰のショパン国際ピアノコンクールへと、コロナ禍で果敢に挑戦している姿は、音楽の素晴らしさはもとより、勇気や生きる希望を私たちに与えてくれることでしょう。
ピアノになじみがない人や、ピアノを習ったことある人でもあまりコンクールに関しては興味ない方も多いかもしれません。
ですが、音楽で人を感動させられるって本当にあるんだな、と私は野上さんの演奏を画面を通して実感し、衝撃を受けました。
野上真梨子さんがショパンコンクールの予選を突破してくれること、心から願っています。
そして、これからも野上さんの音楽を聴いて応援を続けていきたいと思います♫
またいろんな人に野上さんの演奏を聴いて欲しいです。
今コロナ禍で世界中が困難に立ち向かっている中、野上真梨子さんが作り出す素敵な音色で癒され、皆さんにも安らぎや光が届いてくれることを願っています。
編集後記(ショパンコンクール予備予選を終えて)
ショパンコンクールの予備予選、野上さんは本選に行くことはできませんでした。
でも、私は野上さんの演奏、リアルタイムで拝見しとっても感動しました。
ショパンコンクールの合格基準というものが、具体的にどういうものなのか、何か特別な基準があるのか私には良くわかりません。
今回の参加者の方々が、また素晴らしい演奏をしてくれた人たちばかりで、その中から審査するというのも、大変厳しかったのかもしれません。
人に感動を与える音楽が最高なものであると考えているので、本来音楽に勝ち負けだとか、合格不合格かどうかを決めること自体、多少私も素人ながら違和感が全くないわけではないです。
でも、そういった敢えて厳しい勝負の世界に飛び込んで、第三者に評価してもらうという自分を高める戦いに挑んだピアニストたちの勇気と努力は、もうそれだけで私たちに深い感動を与えてくれたと思います。
コンテストやコンクールに受かった、受からなかったという事実は、当人には辛い現実かもしれませんが、その音楽で人を感動させたということも偽りない事実。
そしてその素晴らしい演奏はずっと感動した人の心に残ります。
肩書きや順位よりも、どれだけ人を感動させられたかということの方が私は素晴らしいと思います。
もちろんその肩書きがあることで、いろんな場での活躍が広がり知名度も上がることでいろんなチャンスに恵まれることにはなるでしょう。
でもやはり、音楽はこれが素晴らしい、と誰かが決めつけるものではなく、目の前の人の気持ちを動かしてこそ音楽という芸術の醍醐味だと思います。
伝統のある、狭き門の素晴らしいコンクールに挑んだピアニスト達の活躍をこれからも応援していきたいと思います。
また、自身も今回のショパンコンクールをYoutubeのLIVEで観れた幸運と、ピアノを習っている身としてとても貴重で刺激になったことに、感謝したいと思います^^
ピアニストの皆さんお疲れ様でした。
そして10月の本選、コロナの感染拡大が心配な状況ですが、一番はピアニストの方達やコンクールに携わる方達の命を第一に開催の決断をして貰いたいと思ってます。
そして、無事開催された暁には皆さんが万全の体調で素晴らしい演奏を披露してくれることと信じています。
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