みなさんこんにちは!
先日までNHKで放送されていた小林聡美さん主演のドラマ「団地のふたり」について今回はレビューしたいと思います。
小林聡美さんは、どこか不思議な魅力を持っていて、何気ない日常の瞬間を特別なものに変えてしまう力があります。
ドラマ『団地のふたり』もそんな彼女の魅力が詰まった作品で、日常の温もりと人間ドラマが心をじんわりと温めてくれます。
ドラマ「団地のふたり」の見どころ
『団地のふたり』は、団地という懐かしく温かい空間を舞台に、登場人物たちの心温まる交流が描かれています。
ドラマの見どころは、豪華なストーリー展開ではなく、日常の中にあるちょっとした幸せや、人と人との絆に触れることができる点です。
また、小林聡美さんと小泉今日子さん二人の何気ない会話や小さな出来事にどう向き合っていくか、その後の展開や、ひとクセもふたクセもある住人たちとの触れ合い、小さな事件など、飽きさせず時には心をじんわり温めてくれるシーンが続きます。
また、シーンに合わせて心の声を落ち着いたトーンで語る場面では、思わずクスっと笑えるスパイスとなりこのドラマの魅力の一つです。
主な登場人物
小林聡美:桜井奈津子(通称なっちゃん)
イラストレーターで一人暮らしの50代。几帳面で料理が得意な独身女性 。困ってる人をほっとけない性格
小泉今日子:太田野枝(通称ノエチ)
大学の非常勤講師で、実はバツイチ。両親と一緒に暮らしているが何かとなっちゃんの家に遊びに行く事が多い。なっちゃんと同じく困ってる人を放っておけない
由紀さおり:佐久間絢子
ノエチとなっちゃんのご近所さん。何かと2人を頼ることも多いが人生経験の良きアドバイザーの一面も
名取裕子:福田陽子
同じ団地内に住んでいる周囲を振り回す謎めいた美人
塚本高史:田川賢一
団地に引っ越してきた娘思いの真面目なシングルファザー
ベンガル:東山徹生
団地に住むいわく付きの堅物親父で住人に恐れられている
田辺桃子:鈴木沙耶香
幼い男児を育てるヤンママで、ノエチとなっちゃんに日常の助けを求めることが多い
ムロツヨシ(出演回数2回のみ):森山龍之介
団地に越してきたフラワーアーティストで、とある悩みを2人に相談することがきっかけで2人との交流が始まる
小林聡美さんの存在感
小林聡美さんは、ドラマ『団地のふたり』で、日常の中に潜む感情の機微を見事に表現しています。
彼女が演じる桜井奈津子は、誰もが共感できるリアルなアラフィフを体現しながらも、どこか特別な魅力を放っています。
そこは面倒見の良さだったり気さくさだったりと、小林さんの自然体で感情を伝える力はこのドラマに充分活かされており、彼女の魅力を最大限に引き出しています。
小林聡美さんと小泉今日子さんの関係
二人は過去に共演回数多いですが、意外にもプライベートではほとんど会わないんだとか。
しかし、いざ共演すると息がぴったり合うというのが面白い点。
その関係性がドラマにも自然に反映され、二人のちょうど良い距離感を感じさせます。
心に残るシーン
私が中でも心に残ったのは、二人の喧嘩シーン。
他の作品では味わえない独特な喧嘩です(笑)。
でも仲の良い女性同士なら誰でも経験あるあるなリアル喧嘩シーン(笑)なので、同世代の女性に特に観てほしい回です。
見終わった後の余韻
回を追うごとに、団地という「閉ざされた空間」にさまざまな人間模様が見えてきます。
日常のちょっとした幸せや温もりを見つけることで日々の彩りが変わってくる、景色の見え方も変わってくる、そんな些細な幸せを見つけるメッセージを届けてくれながらも、私たちに厳しい現実をも突きつける、意外に鋭い視点の作品だと感じました。
しかし、それを小林聡美さんと小泉今日子さんの独特なゆるさのあるやり取りをメインにしたことで、全体的にほんわかした内容に仕上がっています。
配信されている動画配信サービス
NHKオンデマンド
UNEXT
まとめ
『団地のふたり』は、何気ない日常の中に現実的な厳しさと懐かしさ、温かさ、時には生き方を発見できる作品です。
派手さはないけれどじっくりと味わいたい、そんな作品です。
特に、小林聡美(なっちゃん)が得意な料理を作り、小泉今日子(ノエチ)に料理を振る舞うシーンは、見ていると作りたくなるし、その中で繰り広げられる会話は時に和んだり複雑な心境になったりと、色んな気持ちを呼び起こしてくれます。
小林聡美さんのファンなら絶対に楽しめるはずなので、ぜひ日常の視点を変えてくれるドラマとして観てみてください(^^)
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