嵐が国民的スターになるまでの軌跡~挑戦と絆が生んだ成功~
1997年~大野智さんのデビュー前のエピソード
大野智さんがジャニーズ事務所に入所したのは1994年ですが、大野さんには一度「辞めたい」と考えた時期があったことは有名です。1997年から約2年間、京都での舞台『KYO TO KYO』に出演していた際、将来に不安を抱え、事務所に退所の意向を伝えたことがありました。
しかし、当時のマネージャーや周囲の説得により舞台活動を続ける中で、徐々に芸能界での活動に自信を持つようになります。この経験は、大野さんが嵐のリーダーとしての土台を築く重要な時期でもありました。
2001年、再出発を選んだ嵐
2001年、嵐は大手レコード会社との契約を終了し、自社レーベル「ジェイ・ストーム」で再スタートを切りました。この時期の嵐は商業的な成功よりも、挑戦する姿勢が目立っていました。
ドラマ『木更津キャッツアイ』主題歌としてリリースされた『a Day in Our Life』は、全編ラップ調という当時のアイドルらしからぬ斬新な楽曲。ジャケットにメンバーの顔を使わないデザインも話題になりました。
この曲はほんっとにかっこいい!色あせない名曲と言えます。一度聴くと耳から離れない小気味よいラップとフレージングのコンビネーション。ぜひ一度ご視聴あれ!後ほどこの曲のエピソードも解説に織り交ぜてます。
売れない時代の苦労と挑戦
デビューから数年、嵐は苦しい時期を経験していました。当時のライブ会場では、上層の席がシートで覆われ、ファンが入らない空席の多さを目の当たりにしたメンバーは、強い危機感を抱きます。相葉雅紀さんはそのときの心情を「悔しかった」と語り、メンバー間で何度も話し合いを重ねたそうです。
また、2002年にリリースした『a Day in Our Life』では、CDの価格を500円に設定するという大胆な戦略を取りました。この試みは、ファンとの距離を縮めるだけでなく、新しいファン層を獲得するきっかけにもなりました。
さらに櫻井翔さんは、この時期にグループの個性を際立たせるためラップに挑戦。ライブでは観客の前で自作のラップを披露し、ヒップホップのライブにも参加するなど、技術向上に励みました。こうした挑戦の積み重ねが、後の成功へとつながったのです。
芸事を磨き続けた2000年代前半
この時期、メンバーはそれぞれ個々の活動で力を磨いていました。
- 大野智さん:2004年、ミュージカル『WEST SIDE STORY』に出演し、リフ役を熱演。さらに、小規模なソロコンサートでは観客との距離が近い中で表現力を追求し、自身のスキルを高めました。
- 櫻井翔さん:ラップのスキルを高め、『a Day in Our Life』やその後の楽曲でグループの新たな方向性を示しました。
- 二宮和也さん:映画『硫黄島からの手紙』(2006年)で世界的な評価を受け、日本国内外で「俳優・二宮」の存在感を確立しました。
- 相葉雅紀さん:舞台『燕のいる駅』で主演を務め、役者としての演技力を高めました。
- 松本潤さん:ドラマ『花より男子』での成功は、彼自身の知名度を飛躍的に高めただけでなく嵐全体の認知度向上にも大きく貢献、この成功をきっかけに、嵐が国民的アイドルとして広く注目されるようになりました。
『黄色い涙』とインディーズ精神
2007年に嵐全員が主演した映画『黄色い涙』は、市川森一脚本の70年代ドラマをリメイクした作品です。当時、全国4館のみで公開されましたが、監督には犬童一心、音楽には星野源さん率いるSAKEROCKが参加するなど、挑戦的な制作陣が揃っていました。
この映画は、嵐がメジャーになる中でも「インディーズ精神」を忘れない姿勢を示した作品として注目されました。
嵐の20周年ライブ映像がアマプラに登場
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『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』は、嵐のデビュー20周年を記念して行われた特別なシューティングライブを収めた映像作品。
2019年12月23日、東京ドームで開催されたライブを125台ものカメラで撮影し、嵐の圧巻のパフォーマンスや会場の一体感を余すところなく記録しています。
活動休止前の嵐の魅力を詰め込んだこの作品は、ファンにとって必見の内容です!
嵐の情熱やライブへのこだわりをぜひ映像で体感してみてください。
ファン必見!軌跡を辿る「ARASHI FILM CONCERT TOUR 2024-2025」
活動休止中の嵐ですが、現在、全国の劇場でARASHI anniversary Tour 5×10の「5×10」の本編ライブ映像が上映されてます。彼らの築いてきた軌跡をたどる経験は、再び私たちを感動させてくれることまちがいありません。
fc会員限定の嵐からのプレゼント、私も観覧を申し込み、先日若かりし日の嵐を観に行ってきました。途中自然と涙があふれてきました。過去の輝かしい軌跡の1ページをたどるような、特別な時間が過ごせたと思ってます。
fc会員の方でまだ観てない人は、テレビ画面では味わえない映画館の巨大スクリーンで、若嵐の歌とダンスパフォーマンス、迫力ある演出を体感してみることをお勧めします!
まとめ
振り返ってみると、嵐の成功は決して偶然の産物ではなく、彼ら自身が積み重ねてきた努力そのものだったんだなと感じます。
デビュー当初から、思うようにいかない時期もその中で個々に力を磨き、挑戦を重ねてきた彼らは、少しずつ着実に実力をつけていきました。
そして、2000年代前半の活動を経て、メンバーそれぞれの才能や努力が一つに合わさったとき、嵐は「国民的スター」という揺るぎない存在になりました。
挑戦し続ける姿勢と、お互いを支え合う絆。そして、今でもファンとの絆を何よりも大切にする心。この3つが嵐を特別な存在にしたんだと思います。
彼らの歩みを知るほど、嵐の成功って本当に「必然」だったんだとしみじみ心に響きます。そして、こんな素敵なグループを応援できる時代に一緒に生きているということが、とても誇りに感じます。
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