やっぱり猫が好きの魅力
みなさんこんにちは!
先日紹介した、「やっぱり猫が好き」の続きです😽
やっぱり猫が好きについての簡単な説明はこちらの記事でも紹介してます↓
やっぱり猫が好きとは
1980年代にヒットし今も伝説となってる番組「やっぱり猫が好き」の魅力を今回はもう少し掘り下げたいと思います。
改めて「やっぱり猫が好き」を簡単に説明すると、1話完結30分のシットコムドラマです。
登場人物は
長女役 もたい まさこさん(恩田かや乃)
次女役 室井 滋さん(恩田レイ子)
三女役 小林 聡美さん(恩田きみえ)
そして、
ペットのネコ
シットコムとは?
シットコムとは、ドラマの形式の一つでシチュエーションコメディを訳した言葉。また、舞台のように少ないセットで撮影されたものです。
日本ではあまり見かけないのですが、アメリカではよくあるドラマ構成で、短時間のストーリーの中で笑い声が沸き起こるコメディ作品です。
シットコムドラマの代表的な作品
アメリカなどでは1960年代に日本でも大ヒットしたドラマ「奥さまは魔女」や「可愛い魔女ジニー」、1980年代にはマイケル・J・フォックス主演の「ファミリータイズ」、40代以降の方には懐かしい「フレンズ」などのドラマがこの形式で作られています。
脚本は三谷幸喜さん
この「やっぱり猫が好き」を制作したのは脚本家である三谷幸喜さん。のちに不動の人気を誇るドラマ「古畑任三郎」などを手がける前なので、「やっぱり猫が好き」が始まった頃はまだそれほどの知名度はなかったと思います。
私の勝手な予想ですが、おそらくこのアメリカンホームドラマのシットコム形式を、三谷幸喜さんはかなり意識して「やっぱり猫が好き」を作られてたのでは?と感じます。
私は海外のシットコムドラマ「奥さまは魔女」が大好きで、幾度となくリピートして観てるのですが、この二つを見比べてみるとかなり共通点があることに気がつきます。
海外のシットコムドラマと「やっぱり猫が好き」との共通点
シットコム特有の劇中内の笑い声
やっぱり猫が好きでは、観客の笑い声ではなく、その場にいるスタッフたちの笑い声が起こります。
特に三女の恩田きみえ役・小林聡美さんの声が聞こえることが多いです。
小林聡美さんは声が通る方なので笑い声にも特徴があるので気づくかと思います。
おそらく声だけ編集で足したのかなと想像します。
1話30分で視聴者が負担なく見れる
1話は30分弱。ストーリーも簡潔なので気軽に楽しめるのもとっつきやすいです。
ドラマ内の場面展開が極端に少ない
シットコムというのは、少ないセットで話が繰り広げられることが多いです。
外での撮影は基本的にはあまりありません。
「やっぱり猫が好き」は極度に少なく、ほぼ全話を通して恩田三姉妹の家のリビング、キッチンくらいしか出てきません。
思わず、この家の間取りどうなってるんだろう?と思わせるほど、それぞれの個室や洗面所は出てきません。
こんな、さりげなく謎に包まれてる部分があるのも視聴者を惹きつける魅力の一つだと思います。
起承転結がしっかりあって、最後にオチがある
30分という短い時間の中でもしっかりテーマがあり、またそれにマッチしたタイトルがどの話にもあります。
なので、回ごとのタイトルを見ただけで、何度も見てる人にはどんな話か、どういうやりとりをしていたかなどがすぐわかるので、そのタイトル見ただけでもクスッと笑えてしまいます。
テーマ曲が個性的で馴染みやすい
海外のシットコムなどで流れるオープニングやエンディング曲は短めで、毎週聞いてるうちに曲も視聴者に馴染んできて親しみも覚えます。奥さまは魔女なども、OPはとても有名で今でもどこかしらで起用され一度は耳にしたことある人が多いと思います。
この「やっぱり猫が好き」も、柔らかな歌声で始まる矢野顕子さんのオープニング曲「David」、そしてエンディング曲は忌野清志郎さんが歌う「サントワマミー」が起用されています。
特に忌野清志郎さんの「サントワマミー」は有名なので耳にしたことある方も多いのではないでしょうか?
テーマ曲で流れるオリジナルアニメ
やっぱり猫が好きでは、漫画家の桜沢エリカさんがデザインした、猫と三姉妹が描かれた映像がオープニングに合わせて流れます。
この絵がまたこの上なく可愛くてステキなんです(^^)
動物が登場する
やっぱり猫が好きでは、三姉妹のやりとりが繰り広げられる中、時折セットの部屋で自由に動き回るペットの猫ちゃんが映ったりします。
猫好きな人は、そんなふとした猫ちゃんの様子を観るのも楽しむ要素だと思います。
また、ペットの猫ちゃん以外の動物(というか生き物)も時には登場してきます。
アメリカのドラマ「奥様は魔女」では、馬や牛やカエルやらたくさんの動物が登場するのですが、やっぱり猫が好きでは、そこまで種類は多くないけど、いくつかの生き物が登場する回があります。
また当時はその人気ぶりからスペシャル番組もありました。
そしてペットの猫はシーズンごとに変わっています。
特に最初に飼われていた猫の”サチコ”には、かなりのファンがいたとか。
エンディングでは毎回そのペットの猫ちゃんたちのシーンが流れ、最後まで楽しませてくれます。
登場人物が限りなく少ない
場面がほぼ移り変わらないワンシーンのみが多いので、登場人物も限りなく少ないです。
基本というかほぼ全話通して、この主人公三人の恩田三姉妹、時折飼ってるネコちゃんしか出てこないです。
まれにスペシャルで海外ロケや、温泉地のロケでのドラマがあります。
話がわかりやすい
難しい話は一切無く誰でもみてすぐわかりやすいストーリーなのも親しみやすさのポイントです。
日常で起こりがちなトラブルなど、三人があくせくすると、さらにドツボにハマってその斜め上の必死さと展開に 笑いが込み上げてきます。
日常でも起こりがちな人間関係を描いてる
三姉妹という狭くて密な人間関係、その3人の女性が集まったらどうなるか。女性ならうなづくことばかり、男性なら普段は見れない女性の考えや行動などがちょっと垣間見えるかと思います笑
そこには人間の本質が詰まったやりとりが見れて、思わず共感してしまうことが老若男女問わずあるはず。
そんな憎めない三姉妹にハマってしまう人続出かと思います♩
食事シーンがたくさんある
通常のドラマでもよく見かける食事シーン。食事というのは人間の三大欲求のひとつでもあるからなのでしょうか、不思議と食べるシーンというのは見入ってしまいますね。
三姉妹は、とにかくどの回でも何かしら食べたりしてます。
これは深夜に見てると絶対食欲が刺激されてしまう状態😅
私もドラマを見ていて何度と食欲をそそられたことか。
こんなに食事シーンが多いのに、三人とも太らないのが見るたびに不思議でした😓(陰で食事抜いたり努力してたのかもしれませんね)
と、このように、海外のシットコムドラマとの共通点を挙げてみました。
これらはドラマのヒットの法則なのかもしれません。それゆえこのシットコム形式を三谷幸喜さんは取り入れられたのでは?とも感じます。
まとめ
今回は、「やっぱり猫が好き」の魅力や特徴を取り上げて書いてみました。
やっぱり猫が好きは色褪せない名作なので、またこの魅力を伝えたいときに取り上げたいと思います♪
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