「また言えなかった…」と落ち込むあなたへ
苦手な人や嫌いな人の前で、言いたいことが言えずに悔しい思いをしたことはありませんか?
私は何度もあります。頭の中では、言いたいことが次々と浮かんでいるのに、いざ本人を目の前にすると頭が真っ白。何とか言葉にしようとしても、感情的になりそうで「さすがにこれは言えない」と飲み込んでしまう。結局何も言えず、後から自己嫌悪…。
そんな自分が嫌で、「どうしたら相手の反応を気にせず、自分の思いを伝えられるようになるんだろう?」と悩んできました。でも少しずつ、「気にしすぎずに話すコツ」を身につけることで、少しずつ変わってきたんです。
今日は、私が実際に試してみて効果があった方法をシェアしたいと思います。
なぜ相手の反応が気になるの?
まず、「気にしないといけない」と思ってしまうのは、ある意味で自然なことです。
1. 「いい人でいたい」という思い
私たちは無意識に「相手に嫌われたくない」と思っています。特に、仕事やプライベートの付き合いがある相手なら、「波風を立てたら後が大変」と考えてしまうんですよね。
2. 過去の失敗の記憶
過去に、思い切って言い返した結果相手が怒ったり、人間関係がこじれた、という経験があると「また同じことになったらどうしよう」と考えてしまい自ら防御してしまいます。
3. 自信のなさ
「こんなこと言っても、どうせ相手に伝わらないだろう」とか「相手の方が強いし、私の意見なんて軽く見られるかも」と思ってしまうことも原因です。
相手の反応を気にしすぎないための方法
私自身も「気にしなくていい」と頭では分かっていても、なかなかそう思えませんでした。でも、次の方法を試すうちに、少しずつ気楽になってきたんです。
1. 「最悪のシナリオ」を想像してみる
言いたいことを伝えたら相手がどうなるか、最悪のシナリオをあえて考えてみるんです。たとえば、「相手が怒る」「嫌な顔をする」「無視される」。
でも、そのあとこう考えてみてください。
「だからどうした?」
相手が怒ったところで、自分の生活にどれだけ影響があるでしょうか?
冷静に考えてみると多くの場合、「意外と大したことない」って感じるんです。
そう気づくと、不思議と気持ちが楽になります。
2. 「自分軸」を持つ練習をする
相手の反応を気にしすぎるのは、自分の中に「これが正しい」という軸がないというのもあります。
そして普段から物事を考えるクセを少しずつでもしていき、「自分はこう思う」という意見を持つようにします。
たとえば、職場で「どう思う?」と聞かれたとき、自分なりの考えを短く伝える練習をする。
プライベートで友達と意見が違ったときに、「私はこう思う」と言ってみる。
最初はむずかしいかもしれませんが、何度か繰り返すうちに「自分の意見、考えがはっきりと分かってきます。そして私生活で少しずつ実践していくことで意見を言うことに抵抗がなくなってくるようになります。
3. 「全員に好かれる必要はない」と自分に言い聞かせる
私は、「どんなに気を遣っても、全員には好かれない」という事実を受け入れることで楽になりました。
むしろ、全員に好かれようとするのは不可能です。
それで疲れるくらいなら、少し嫌われても自分を大事にした方がいいんです。
こんなふうに考えるようになりました。特定に人を思い浮かべて
「この人に嫌われたところで困らない。」
「全員に好かれるのは無理なんだから、無理しなくていい。」
こう思うことで気持ちがすっと軽くなります。
4. 「今この場だけを考える」
私は以前は、「これを言ったら今後どうなる?」「相手が傷ついてしまうのでは」と先のことを考えすぎて言えなくなることが多かったんです。
でも、冷静に考えると、「今この瞬間だけの問題」にすぎないことがほとんど。だからこそ、目の前のやり取りだけに集中するようにしました。
たとえば、苦手な人に何かを指摘したいときは、「この場で必要なことだけを伝えればいい」と割り切る練習をしました。
5. 小さな成功体験を積む
最初から大きなことを言おうとするとハードルが高いので、小さな場面で練習するのがおすすめです。
職場で「これ、ちょっと違うと思います」と伝えてみる。
苦手な人に「私はこう感じています」と短く言ってみる。
こうした小さな成功体験を重ねるうちに、自信が少しずつついていきます。
6.「え、それ言う(笑)?」で柔らかく切り返す
最後に裏技として、どうしても頭の中ではきつい言葉が頭に浮かんでしまうとき、「それ言う(笑)?」という軽い切り返しをする方法です。
たとえば、相手が何か嫌なことを言ってきたとき、少し笑いながら「それ言っちゃいます?」と返すと、場の空気が柔らかくなります。これ、不思議と相手も言い過ぎたことに気づいてくれる可能性あるのでオススメです☆
まとめ 自分を信じて一歩踏み出そう
言いたいことを伝えるのは簡単ではありません。
「少しずつ練習する」ことで、きっと今よりもっと話しやすくなれます。大切なのは、「自分を守りながら、自分らしい方法で進めていくこと」。
今日から、できることから一歩ずつ始めてみませんか?変化は少しずつでも、必ず前に進んでいけます。
コメント